バイトをバックレたら給料と源泉徴収票がもらえなくて苦労した話。
辞めにくいバイトって本当に辞めにくいんですよね。
辞めたいといってもまず辞めさせてくれない。
そもそも店長が人の話を聞かない。
店長にとってバイトゴミクズ同然だから本当人の話とか聞く気がないんですよね。
そういうバイトやめるためにはもうバックレるしか方法がないんですよね。
実際私はバックレました。
バックれるとちょっとだけめんどくさいことがあります。
いやちょっとじゃないかもしれない。
端的に言うと給料がもらえないってことです。
今回は私がバイトをバックレて給料と源泉徴収票をもらうのに苦労した話をしたいと思います。
私がバイトをバックレるに至った経緯
実はそもそも私はこのバイトやる気がありませんでした。
なぜならまず面接の時点でこの店長はおかしいと思ったからです。
バイトの面接中にアイスコーヒーを出されたんですが私は謙虚なのでギリギリまで飲まずにいました。
後から気付いたんですが逆に飲まないのも失礼だなと思い途中から飲み始めました。
そしてバイトの面接が終わるタイミングで飲み終えて帰ろうとしました。
すると店長は「君いただきますも言えないの?」と言ってきました。
最初それが冗談なのかなと思いました。
でもなんか冗談じゃないっぽかったので「すみません」と謝っておき、終わりぎわに「ごちそうさまでした」と言っておきました
後日電話があり採用とのことでした。
そしてなぜだかやたら明るい声で「明日から頼むよー」とと言われました。
実はこの時私はこの人は店長ではなくエリアマネージャーだと聞いていました。
だからこのお店の店長は別に人がいて面接だけその人がやっているんだろうと思いました。
もしそうではなくこの人が店長なのであれば私は採用の連絡をもらった時点で辞退していました。
ただそのお店は店の内装とかテーブル数とかカウンターとか雰囲気がすごく良くてもしこの店長がいないのであれば是非働きたいと思うようなお店でした。
それもあってあの人が店長じゃないことも祈ってバイト自体は一応行くことにしました。
それでもし初日にその人が店長でその人がずっといる感じであればすぐに辞めようと思っていました。
そしてバイト初日。
悪い方の予測が当たりました。
その人は店長ではなくエリアマネージャーであることは間違いではありませんでした。
しかし実はそのお店に店長はいないため統括マネージャーであるその人がお店を仕切っていて実質店長の役割を担っていました。
それで私はもしこの人が少しでも何か嫌な感じの事を言ってくればすぐに辞める気で1日目のバイトを過ごしました
その時の印象ではその人は第一印象が良くて人当たりが良く悪い人ではなさそうに見えていました。
・・・外面からは。
でも私はこれまでの人生経験から一見いい人そうに見える悪い人の癖と言うか表情って言うか、とにかくなんとなくそういう雰囲気を知っていたのでこの人は きっと悪い人間だろうなと思っていました。
仕事はその人ではなく社員の人が教えてくれその社員の人はものすごく親切でした。
私は最初皿洗いを任されていました。
そして私が皿を拭いていた時の事です。
エリアマネージャーが「それ水滴ついてるよ」と言ってきました。
私はどこに水滴がついてるのか確認しましたが水滴は見つかりませんでした。
15秒から20秒ぐらい探したんですが見つからなかったので「水滴ないですよ」と言いました。
そしたらエリアマネージャーの態度が急に変わり「君何言ってるの?俺が言ったことは正しいんだよ」と突然切れたしました。
そして絶対に水滴がついてるからよく見てみろと言われて仕方なくその食器を隅から隅まで見て水滴がついてることを認めました。
そして彼は「ほらみろ」と言いました。
私は「そうでしたねすみません」言いました。
そしたら彼は納得しなかったらしく、 まずバイトがエリアマネージャーに逆らっていいと思ってんのてきなことを言いました。
それから20分くらいの間ずっと愚痴愚痴わけのわからないことを言われました。
私はこうなることは何となく予想していたのでその日にバイトの休憩中にそのマネージャーにやっぱりバイトは辞退させていただきますと言いました。
理由を聞かれたので正直に「続けられそうにないので」と言いました。
そしたら25歳にもなって責任感がないだの情けないだの人格否定するようなことをぐちぐち言ってきましたが、右から左に聞き流しました。
バイト初日であれば簡単に辞めれると思ったのでこれで安心と思いました。
しかし初日は最後まで責任もって働いてもらうと言われたのでその日の終わりまでは仕方なく働きました。
その少し後に話を聞いたらしい社員の人にものすごい勢いで「辞めないでくれ」と頼まれました。
その社員の話だと一ヶ月後にはそのエリアマネージャーはいなくなる予定だからと言っていました。
でも私は一か月ですら耐えられないと思ったので「すみませんが無理です」と答えてやめることにしました。
しかしその日の夜に電話がかかってきたので出たらなんと社員2人が協力して店長を追い出したという話を聞きました。
と思いましたがどうやら本当のようでした。
社員の内の1人が仕事中にずっとぐちぐちいってくるエリアマネージャーにとうとうブチキレて胸倉つかんんで喧嘩したらしいのです。
そのあとすぐに社長を呼んで今までのことを話し、エリアマネージャーを店から追い出せることになったんだとか。
だから戻ってきてくれと頼まれました。
私はその人以外の面ではそのお店はかなりバイトするのにいい感じのお店だったので喜んでハイと言いました。
しかし翌日には引き継ぎのためかエリアマネージャーがまだいるとそうで少し気まずくなりましたがそのまま働きました。
その日のエリアマネージャーはさすがに少し落ち込んでたのか終始大人しかったです。
しかしその次の日からはもうエリアマネージャーはいなくなっていて社員二人とバイト私ひとりでしばらくお店を回す感じになりました。
後から聞きましたがそのキレた社員は今までずっとそのエリアマネージャーにいじめのような扱いを受け、賄いも1人だけ抜きにされてたそうです。
またそのエリアマネージャーがきてからそれまでいたバイトも社員もほぼ全員辞めたそうです。
だから社員2人ともまだ入って3か月くらいだそうでした。
エリアマネージャーがいなくなってからは毎日はかなりよかったです。
社員は最も優しいし仕事も20席くらいの小さめのお店でそこまで繁盛してるわけではなかったので楽だしまかないのピザは美味しいしパスタもめっちゃ美味しいし。
そして時々来る常連のお客さんも優しい人ばかりでかなり働きやすかったです。
しばらくは平穏な日々が続きました。
しかしその平穏は長くは続きませんでした。
その社員二人のうち一人は店長候補で一人は料理長候補でした。
ある日この二人が喧嘩して店長候補だった人がお店からいなくなりました。
仕事中に店長候補だった社員がお酒を飲んでもう一人の社員がその人を殴ったそうです。
でお酒を飲んだ方の社員は一週間謹慎処分の後別のお店に飛ばされました。
その結果私と料理長候補だった社員二人でお店を回さなければならなくなりました。
しばらくはそれでよかったんですがある日その社員から残念なお知らせがあるんだけどと言われ嫌な予感がしました。
その嫌な予感は的中しなんと追い出したはずのエリアマネージャーが戻ってくることになりました。
その社員は最初「大丈夫!俺が守ってやるから!」と言っていました。
初めは社員が店長役でエリアマネージャーはあくまでヘルプの役割でした。
その社員がエリアマネージャーをヘルプに来させることに了承する条件が「司令塔は俺にする」という条件付きだったみたいです。
だから最初はエリアマネージャーはあくまでヘルプとして、大人しく働いてました。
しかしいつのまにかその立場は逆転していてエリアマネージャーが仕切り始めるようになりました。
その結果その社員は2週間もしないうちにエリアマネージャーと喧嘩しブチギレてやめてしまいました。
その社員はかなりプライドが高い人だったのであのエリアマネージャーと二人きりになったら喧嘩してしまうだろうなと思っていましたがやっぱり喧嘩してしまったのでした。
その社員が辞めたためなんと私とエリアマネージャー二人でお店を回すしかない状況になってしまいました。
私はこの人とだけは絶対働きたくないと思っていたんですがまさかその人と2人きりで働かなきゃいけないことになるとは思ってもいませんでした。
その後私以外に一人だけいたレギュラーのバイトもやめてしまい完全に私がこのエリアマネージャーと2人きりの時間を一番長く過ごさなければならないという地獄の役割を担うことになってしまいました。
私はすぐにでも辞めたかったんですが私が今やめるとそのエリアマネージャーのワンオペになってしまいお店が回らなくなるのでさすがにやめれませんでした。
とりあえず新人が入って育つのを待つしかありません。
それまでは我慢の日々です。
私はうつ病になったときに身に着けた感情を殺すテクニックを使って耐えました。
エリアマネージャーとの言うことはまともに受けず、全部右耳から左耳に聞き流してました。
そして新人の社員として社長の知り合いという男性が入ったんですがなぜかエリアマネージャーはそのその男性社員に対してものすごいパワハラをしていました。
エリアマネジャーはその社員に仕事をまともに教えません。
そして教えてもいない仕事をやらせては「は?なんでこんなこともできない?」とバカにしたように言ってました。
それは傍から見て完全にイジメでした。
私は見ていて何度も気分が悪くなりました。
でもエリアマネージャーはなぜか私に対してはそれほどパワハラはせず、普通に接していました。
それはおそらく私に辞められると困るのがわかっていたからだと思います。
そもそも私はその人の下で働きたくないと勤務初日に断言してましたから。
仮にパワハラしたら私がすぐに辞めてしまうと思っていたのでしょう。
まあそれは正解でしたが。
その後バイトの女の子の新人が入ってきたので育ててましたが、男の社員に対する教え方と女の子のバイトに対する教え方は180度違いました。
その後新たに店長候補の社員が1人入ってきました。
この人は元飲食店の店長ということもあり、かなりしっかりした人でした。
社員2人と女の子のバイト1人と、前からいたバイトの女の子1人で、とりあえずこの人たちが育てば私は辞めれると思いました。
そして実際に社員もバイトもそこそこ仕事ができるようになってきて私がいなくなってもお店が回せそうな状態になりました。
私はそのときすでに退職の意志を固めていたので、エリアマネージャーには辞めたい日の1か月 ちょい前に「〇月までで辞めさせていただきます」と言いました。
もちろん止められたしいろいろ意味の分からないことを言われましたが法律では2週間前に言えば辞めれるんですよといい、強気で押し切りました。
しかし私が辞める1週間前くらいになったときに突然低姿勢で「頼む!あと1ヶ月だけ入ってくれ!」と言い出しました。
私は聞く耳を持つ気はありませんでしたが、あまりにしつこいので2週間だけとお願いされてしぶしぶイエスと言ってしまいました。
そんなこんなであとちょっとで辞めれる、この糞みないな奴の顔を二度と見ないで済むと思ってました。
そう思っていたらある日突然エリアマネージャーが社員とバイトに対する態度を変え始めました。
どうやらその月の売上が悪くて機嫌が悪くなったようです。
今までは普通に敬語で接していた店長候補の社員に突然ため口になってキレだし、他のバイトに対してもキレだしました。
今まではすぐに辞められると困るから抑えて社員にもバイトにも優し目に接していたのでしょう。
その抑えが効かなくなったのか、誰に対しても怒鳴ったり暴言を吐いたりするようになりました。
私はエリアマネージャーの本性を知っていたので驚きませんでした。
しかし私にまで理不尽なことでキレてきたのには飽きれました。
だって私は働く気が全然ないのにお願いされて仕方なく働いてる立場ですよ?
そういう人間に対してそういう態度を取っていいと思ってるんでしょうか?
私は完全に吹っ切れました。
ふざけんなと。
誰がお前なんかのために2週間余分に働いてやるかと。
だから私は始めにエリアマネージャーに言った通り、〇月を最後にバイトに行くのを辞めました。
お店のLINEグループから退会してエリアマネージャーのLINEをブロックしました。
着信拒否にもしました。
しばらくそれで安心してました。
給料を手渡しにすると脅された話
そうやってしばらくは安心してたんですが給料のことを思い出しました。
私は最後の月一か月まるまる働きました。
週5か週6で入っていて夫らく給料は20万を超えていました。
だからその給料がもらえなくなることはかなりの痛手でした。
何が何でも給料をもらわなければいけないと思ってました。
そして次の月に給与が振り込まれてるか確認したところ、振り込まれていませんでした。
その後もしばらく待ちましたが、振り込まれる気配はありませんでした。
一番最悪なケースは給与を手渡しにするからと店にこさせて、土下座なりなんなり屈辱を与えようとしてくることです。
もしくはそこで給与を渡さず、○○しないと給料払わないなどと脅して無理やりタダ働きさせるとか。
こちらはバックレたという弱みを握られてるのでもしお店に行ってしまうとかなり悪いことが起きる予感しかしません。
だから私は電話でどうにか給与を手渡しではなく振り込んでもらわなきゃいけないと思ってました。
バックレてから1ヶ月ちょい経ったタイミングで仕方なくお店に電話をかけました。
案の定キレられました。
それも怒鳴るのではなく、人を終始バカにして説教する感じです。
私は謝る気など毛頭なかったんですが、給与をもらうためだけにひたすら謝りました。
そして給与を〇日までに払うように伝えました。
しかしエリアマネージャーは「給料は手渡しにできるの知ってる?」と言い、私は調べていたので知ってましたが、お店に行く気はなかったので「振り込んでください。○日までに」と言い続けました。
そのたびに意味の分からないことでぐちぐち言われました、「はい、申し訳ございません。でも給料は払ってください。」としつこく言い続けました。
1時間は電話が続きました。
その間ずっと「謝る→給与払ってくださいと言う→説教される→謝る→給与払ってくださいと言う→説教される」の無限ループでした。
電話代かかるしもううんざりでした。
その数週間後、給与が振り込まれてるかダメもとでチェックしたら振り込まれてました。
私は振り込みを見た瞬間に心の中でこれまでに人生で一番大きなガッツポーズをしました。
手渡しにするというのは脅しだったようです。
しかも20万以上入ってて予想より多くてまたひとしお喜びました。
源泉徴収票がもらえなくて苦労した話
給与がもらえて安心した私はもうこのバイトとは縁を切ったつもりでいました。
でもまだ1つの問題が残ってました。
それが源泉徴収票です。
私はその年、そのバイトを辞めてから派遣社員になったため、どうしても確定申告のため、そのバイトの源泉徴収票が必要でした。
でも給与をもらうための電話で疲弊した私はもうあんな不毛な電話は二度としたくないと思い、電話で請求せずに郵送で請求することにしました。
ちゃんと簡易書留で郵便の記録が残るようにして返信用封筒も入れて送りました。
でもいくら待っても源泉徴収票は届きませんでした。
源泉徴収票不交付届を出すしかないと思いつつ、出しても対応してくれない可能性もあると知り、どうしようと思っていました。
そんなときふと、社長に直接言えばいいということを思いつきました。
でもなぜか会社のホームページや会社からの書類に社長の連絡先は載ってません。
そこで社長の知り合いで入った新人の社員に聞くことにしました。
その結果、普通に社長に話してみよと言ってくれ、後日、郵送で源泉徴収票が遅くなってすみませんという詫び状と共に送られてきました。
ちなみにその男性社員はエリアマネージャーにいじめられていた人です。
私は一度その社員を助けたことがあったので今回は助けてもらいました。
あのとき助けてあげてよかったと心から思いました。
まとめ
こうして私はバイトをバックレてから給料と源泉徴収票がなかなかもらえなくて苦労しましたが、何とか両方もらうことができました。
私はバイトをバックレるまで給料がもらえなくなることなんて考えてなかったので、1ヶ月フルに働いた分の給料がもらえなくなるかもしれない危機に陥ってしまいました。
せめてバックレはせずに堂々とエリアマネージャーに面と向かって「もう無理なんで明日から来ません!」と宣言してやればよかったと後悔しました。
それを言うくらいの度胸は一応あったのですが、別に何も言わずに辞めてもそこまで差はないだろうと思って楽な方を選択した結果がこれです。
バイトをバックレようとしてる人は私のようにならないよう、給与と源泉徴収票の心配をまずしてからバックレるかどうか判断してほしいと思います。
バイト先によってはバックレるしか方法がないこともありますが、バックレなくてもバイトをすぐに辞める方法はあるのでこちらの記事も読んで考えてみることをオススメします。