ブラックバイトの特徴と見分け方!来店時・面接時・働き始めそれぞれ見極めるポイント!
ブラックバイトで働くと人生が狂ってしまう可能性があります。
学生なら留年、フリーターなら自分の時間がなくなり、やりたいことが何もできなくなるなど。
そんな人の人生を台無しにしてしまうブラックバイトはやる前に見抜いて始めから働かない、働き始めてすぐに見抜いて見切りをつけて辞める、ということが重要になります。
そこでブラックバイトの特徴と見分け方を客としての来店時、面接時、働き始めてからそれぞれ解説するのでぜひ参考にしてください。
ブラックバイトの特徴
まずはブラックバイトの特徴です!
これに当てはまるお店はブラックです。
※見分け方だけ知りたい人は読み飛ばしてください。
パワハラ店長がいる(バイトに言葉の暴力、体の暴力をふるう、無視する)
ブラックバイトの一番大きな特徴はパワハラ店長がいることです。
特にパワハラ店長は異性より同性に当たる傾向があります。
女の子に対しては優しく仕事を教えるのに、男に対しては質問しても無視したり、馬鹿にしたり、小さなミスに対していちいち怒鳴ったりします。
サービス残業が多い
休憩時間を削られタイムカードは押さないで、時間になったら押させられる。
またはタイムカードを切った後に仕事させる。
これは、よく聞く話で本当にあるの?と思う人もいるが、実際に本当によくあることです。
ひどい場合は人件費削減のため、実際に働いた時間のうち30分程度が架空の休憩時間になることもあります。
しかも、休養明細しか貰うことができないため気づかないことがよくあります。
遅刻したらその分給料から罰金として引かれる
遅刻したら罰金として給料から500円引かれるなどのルールがあるお店はブラックです。
立派な法律違反です。
物を壊す・レジの金額が足りないと代償として給料から天引き
物を壊すと代償として給料から天引きするお店も同じでブラックです。
レジの金額が合わないときにバイトに足りない分を自腹で補給させる店もあります。
こちらも法律違反です。
バイトなのにノルマを与える・自腹で自社商品を買わせる
セ〇ンイレブンなどがネットでだいぶ叩かれてますがバイトに○○を〇個売るなどのノルマを与え、達成できない分は自腹で買わせる。または罰金として給与から引くなど。
これは完全に違法です。
従業員の人数があきらかに足りてない
ブラックバイトはパワハラ店長がいたり、時給が低かったり、サービス残業が横行してたりなど劣悪な環境なため、バイトはどんどん辞めていき、常に人手不足になります。
そのため、従業員の人数が足りておらず、お店を回すのに最低限必要な人数がいない場合が多々あります。
また、すき〇でワンオペが問題になったりしましが、人件費を極限まで削るためにあえてギリギリ回せるか回せないかの人数しか雇わずに従業員を酷使して使ってる場合もたちが悪いブラックなお店です。
他店の応援(ヘルプ)がやたらある
チェーン店では人手が足りない他店に応援に行かされることがあります。
自分のお店のバイトだけでお店が回せないからです。
これがよく起きるということはバイトがシフトをドタキャンしたり、バイトがどんどん辞めて店が回らない状況が起きている=ブラックな環境である可能性が高いです。
私も経験がありますが、他店のヘルプは仕事を覚えたばかりの下っ端のバイトがやらされることが多いです。
休憩時間がやたら長く設定されてる
実際に働きたいのは4時間ぐらいなのに拘束時間が6時間とか平気であります。
これはピーク中に人を置いておきたい意図があります。
飲食店はピーク時は5人必要でピーク以外は2人で足りるなどの状況が頻発します。
そのため、人件費を削るためにお店が暇なときは規定以上の時間を休憩させ、ピークのときだけ働かせるのです。
このようなお店では拘束時間ばかり長くて稼げないのでさっさと辞めた方がいいです。
パワハラ店長がいて、どんどんバイトが辞める店は常に人手不足になってます。
人手不足のお店は毎日が仕事に追われて、休憩をとる時間がないほど忙しく、休日のサービス出勤でも、常連のお客様とは毎日顔をあわせるので、同じ従業員が常にいる店はいいように、働かさせている可能性が高いです。
家族経営の店はブラックが多い
家族経営のお店はブラックが多いです。
システムもコンプライアンスもない所が多いです。
家族にとって都合のいいルールが適応されます。
例、オーナーの家庭都合が優先される為平気でシフト変更がある。
オーナーの奥さんの思いつきでお店のシステムが変わる。
サービス業ならお客様が来店してない待機時間を休憩時間と言われて、事務所での本当の休憩時間が減らされる。
とりあえず、家族経営のお店は自分は正しいではなく、私達家族が正しいと思ってるのでブラックのリスクが高いです。
ではいよいよブラックバイトの見分け方のポイントを解説します。
お客さんとして来店したときにわかるブラックバイトの見分け方
まずはお客さんとして来店したときにわかる見分け方のポイントです!
パワハラ店長がいる店は完全にブラック
パワハラ店長がいる店は完全に真っ黒なブラックバイトです。
客の前で従業員を怒鳴る、怒る店はラブックの可能性大ですし、接客中笑顔でも常に目が笑ってない人はかなりパワハラ店長の可能性が高くなります。
パワハラ店長の見分け方については別記事で解説してるので参考にしてください。
従業員がイキイキしてないお店もブラックの可能性大
できれば面接の時に周りを見渡して、スタッフとの接し方や、働き方など、しっかり観察して、居心地が良さそうな職場であるのか確認した方がいいです。
パワハラ店長かどうか直接見分けるのが難しい場合、従業員がイキイキしているかどうかがポイントになります。
従業員の目が死んでる、表情が曇ってる、明るく「いらっしゃいませー」と言ってても目が笑ってないなど。
お店は大体パワハラ上司に抑圧されて感情を殺して働いてるバイトが多いので必然的にそうなります。
パワハラされながら働いている人はどんどん性格も暗くなっていくので、下を向いていたり、覇気がないので、見極めるポイントになると思います。
実際、私の経験上、生き生きとした顔で働いている人が8割以上な場合ブラックなことは少なかったです。
逆に若いのに覇気がなかったり、お客様がきた途端態度がころっと変わる人が多いところは、ブラックなことが多かったです。
先輩スタッフが後輩を怒鳴って指導するのはブラックバイ
トファミレスやファストフード店など接客業であれば何度か客としてお店に通って観察すれば割と簡単に見分けることができます。
レジで接客中に横から先輩が新人に声を荒げって偉そうに指導している姿を目撃することはないでしょうか。
客がいるのに汚い言葉で罵ったり指示をだしたりするコンビニ店員なども。
ブラックバイトで日ごろストレスを溜め込んでいるところでは先輩が新人にストレスをぶつけることが常態化しています。
新人をいびったりマウンティングすることで精神を保っているのです。
もしその先輩1人だけの性格上の問題なら、他のスタッフや店長が注意します。
それにもかかわらず接客中に声を荒げて新人指導をしているバイト先はスタッフの管理も行き届いていなくカオス状態でしょう。
このようにお店に数回通いスタッフ同士の会話ややり取りを観察すればそこの職場環境が見えてきます。
ブラックバイトはスタッフのほぼ全員が疲れているので言葉が荒かったり他の人を貶めるような言葉が飛び交うのです。
面接や求人情報を見た時点でわかるブラックバイトの見分け方
次に面接や求人情報を見たときにわかる見分け方のポイントです!
求人票が年中出ている
まずバイトの求人誌や求人サイトをチェックしてください。
従業員の出入りが多い会社は、求人票を年中出しています。
特にオープニングでもないのに大量募集は要注意です。
求人誌への掲載頻度が頻繁という事は、それだけ人の入れ替えが激しい→人が続かない=ブラックバイトという可能性が高いです。
会社の働き方に不満を抱えて辞める人が多くいる証拠です。
もしくは、求人票と条件が違う場合があります。
実際、私がバイトしてたお店では店長がパワハラ店長になってから6〜7人くらいいたバイト全員辞め、社員も2人いて2人とも辞めました。
それくらいパワハラ店長がいるお店はバイトの扱いがひどいということなので要注意です。
求人票に載ってる写真にやたら笑顔やピースが多い
ブラックバイトの広告ポスターは、これもやたらたくさんスタッフが笑っている顔をしていて、ピースを必ずといっていいほどしています。
こういうお店はいかにバイトの職場環境がいいかを強調して応募を集めようという意図があります。
実際に働いてみたら笑顔でピースする気分になんて到底なれる環境じゃなかったということがざらにあります。
求人情報はあくまで経営者の意図が絡んでるものなので騙されないでください。
時給が同業種の平均より高い
時給の基準も人が集まるようにいい感じの金額に設定にされている場合も怪しいです。
時給で釣らないと人が入ってこない=劣悪な環境→ブラックバイトの可能性大となります。
例えば、平均850円とかなのに900円を超えているようなバイト先はかえって疑ったほうが良いと思います。
実際時給が高いお店は採用されても研修期間を長く設けられ、時給も最初に掲示されたのよりかなり低く上がる前にきつくて皆んな辞めていくようなケースが多いです。
求人の条件がやたらいい
求人の応募概要にやたらと「簡単に」などハードルを下げるようなことを強調する分が散見されるかどうかもポイントになります。
なかなか集まらない人を必死で集めるために応募のハードルを下げようとしている証拠です。
求人誌の待遇面の質問をするとはぐらかそうとする
例えば検収時の時給や昇給に関することなど。
求人誌と面接時に聞かされた待遇面の違いが目立つ場合、担当者に質問すると、質問(待遇面)の内容に明確に答えてくれない、答えてくれたとしても早く質問を終わらせようとする、もしくはぼかされる場合は要注意!
働き始めてからわかるブラックバイトの見分け方
最後に面接や求人情報を見たときにわかる見分け方のポイントを紹介します!
求人誌の内容と実際に働いてみた時の待遇(特に給与面)が著しく違う
たとえば、求人誌には「時給1200円からから1500円の厚待遇」等とかかれているが、実際に面接に行き、話を聞いてみるとあまり答えたくなさそうな表情で「時給1200円以上になるのは、仕事にある程度慣れたら」「最初は時給950円だけどすぐに1200円以上になるよ」等と説明を受けるが、いざ実際に働いてみると、ある程度なれても950円から中々上がらない。
改めて話を聞くと、「1200円に上がるのは2〜3年かかる」「1100円までならあげられる」等と言われる。
あまりに深く突っ込むと、担当者が対応してくれなくなる(電話に出なくなる)。
こんなケースは完全にブラックです。
シフトを無理やり入れようとする
ブラックバイトは人手不足なお店が多いです。
そのため、新人だとうとおかまいなしにシフトを大量に入れたがります。
面接のときに希望していたよりも多くシフトに入れようとしてきたら警戒した方がいいです。
サービス残業が多い
大体の飲食店ではシフトに入る5分前や15分前に出勤して準備しなければいけなかったりします。
その間の給料は出ません。
これが5分や15分なら仕方ないかとも思いますが30分以上となると完全にブラックです。
最低でも30分以上前に出勤すること、などのルールがあった場合はその時点で「サービス残業はできません。辞めます」と言って辞めるのが身のためです。
長く働いてる従業員がいない
バイトに入ったらなるべく先輩全員に何年働いてるか聞いてみてください。
もし1年以上働いてる人がいないならブラック確定です。
居心地のいいバイト先なら定着率が高く、1年以上続ける人が多いはずです。
働いてるのが入って数か月の人ばかりだったら間違いなくバイトが続く人がいない=ブラックな環境であることがわかります。
で、これがわかった場合、そのバイトは必ず今すぐ辞めてください。
なぜなら既存のバイト全員辞めたがってます。
私の経験上、こういうバイト先ではあなたが1ヶ月で仕事を覚える頃には先輩が数人辞めちゃいます。
そうなるとあなたが辞めるとお店が回らない状態になるのであなたは辞めたくても辞めれなくなります。
だからバックレてでもいいので今すぐ辞めることを強くおすすめします。
バイト先がブラックだとわかったら一刻も早く退職しよう
バイト先がブラックだったらできる限り早く辞めてください。
辞めるのは1日でも早い方がいいです。
理由は一つ。
続ければ続けるほど辞めにくくなるから
です。
なぜ続けるほど辞めにくくなるかと言うと、1つはパワハラ店長に目をつけられて辞めたいと申し出ても絶対に受け入れてもらえなくなるのもあります。
でもそれよりも大きい理由が
ブラックバイトの従業員みんな辞めたがってるから
です。
たとえばバイト全員が一気に辞めたらどうなるでしょう?
お店が成り立たなくなりますよね。
もちろんブラックなお店が成り立たなくなろうとこちらの知ったこっちゃないんですが。
そもそも悪いのは店長ですし。
でもさすがに自分が辞めるとお店が回らなくなることがわかってる状態で辞めるのは誰でも良心の呵責があると思います。
また会社によってはお店が営業できなくなったからといって損害賠償請求してくるケースもあります。(ほぼないですが)
だからバイトが辞めるのは早いものがちなところがあり、新人が育ち次第辞めたくてうずうずしている先輩バイトが我先に辞めようと構えてたりします。
もしその先輩に先に辞められてしまうとあなたが次の新人が育つまで辞めれなくなります。
ブラックバイトにはこの悪循環があるのです。
だからブラックだと気づいた時点で、即辞めないと半強制的に次の新人が育つまでの間=2〜3か月は絶対に辞めれない状態になりかねません。
そうなる前に辞めるべきなのです。
しかしそう簡単には辞めさせてくれないかもしれません。
この記事でそういった人手不足で辞めにくいバイトを辞める方法を解説したのでぜひ参考にしてください。